きんぎょ提灯で祇園祭の神輿洗をいにしえの形に

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先の記事で作ったきんぎょ提灯のお披露目の日が来ました

元々このきんぎょ提灯を作ろうとなったのは、某祇園町のお茶屋の御主人さんが「江戸時代の神輿洗は変わり提灯の行列が付いて歩いてたようで、それを復元して楽しみたい」とおっしゃったとこがスタートでした。
こんな感じやったそうです
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現代では祇園万灯会さんのお迎え提灯や花傘行列などにその形は受け継がれているんでしょうけど、もっと気楽に祇園町の旦那衆で面白い事をやってみたいって事でございました。

今回全て手作りにこだわりました。 竹竿は友人宅の庭に生えてるものを頂き、自分で組み上げました。
藤村屋は甲斐性無しなので(^^;

7/28日の祇園祭神輿洗い当日に金魚を竹竿にぶら下げて藤村屋の店頭に飾りました。

お母んに「金魚屋さんと間違われるんとちゃうか?」と嫌みを言われました(苦笑)
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風に揺れるとなかなかに風情がありますね。

私は16時頃に神輿洗の行列に参加しなければならないので先に出かけましたが、その後に祇園篠笛倶楽部を中心とした有志の方が藤村屋まで提灯を取りに来て下さいまして、神輿洗の行列に参列して下さいました。

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今年出来上がった提灯は徳利、おかめ、亀、打ち出の小槌、黒七味、下駄、そして藤村屋のきんぎょとなりました。
例えば亀は祇園町のかづら清老舗さんがオーナーで、商品である櫛の昔の原料=べっこう=亀と直接商売につながらないちょっと捻った小粋な選択がとてもステキと思いました。

ちなみに藤村屋が金魚を選んだのは、ただ単に私が金魚好きのアクアリストというのと、比較的自作が容易そうだったからという理由です。
実際2ヶ月かけてちまちまと作り、また多くの方にお手伝いを頂き、結構手間がかかったのですが(製作の模様はこちら
藤村屋の金魚もクリスマスツリー装飾用のLEDを仕込みましたのでちゃんと光ってます

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居並ぶ変わり提灯の前を神輿洗いの松明が通ります。

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来年はまた新しい提灯を作る予定です。 そうやな、目出度い愛でたい鯛にしよかなぁ
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このページは、祇園藤村屋が2017年8月 4日 14:40に書いたブログ記事です。

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