いつでもやれると思って先延ばしにしたらアカンと思た話

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西国三十三所の事を知ったのは高校生の時に団体日帰りツアーで行った滋賀県の石山寺に行った時の事でした。
納経帳にハンコを押して貰うのがスタンプラリーみたいでオモロいというという、信仰信心は一切無しで納経帳を買い求めました。
高校生の時ですから昭和60年代の話ですね。

それからすでに30年以上の時が経ったのですが、まだ全部廻れてません、満願してません。
50歳のなった時にふと
「このまま満願出来なかったら、なにをやっても中途半端な今までの自分の人生そのままやん。これはアカン、気持ちを入れ替えてちゃんと廻ろう」
と決意をしました。

と申しましても自営業でお休みは週一回、その週一の休みも消防団やら参加してる諸団体の行事で自分の自由になる日は月一回という感じなので、なかなか西国三十三カ所の巡礼に行く事が出来ません。

そんなおり2018年に西国三十三所は草創1300年を迎える事を知り(西国三十三所草創1300年サイト)、これは平成29年中には、遅くとも平成30年に満願しないと残された人生も何事も中途半端なままで終りそうと、ようようおいどに火がついたのでございます。

平成29年に入ってから三井寺、葛井寺、総持寺、南法華寺(壷阪寺)、岡寺、中山寺、華厳寺と積極的に廻りました。

そして昨日、ついにいつでも行けると先延ばしにしていた、自宅から徒歩圏内の六波羅蜜寺、清水寺、今熊野観音寺に行きました。
ちなみに一番近い六波羅蜜寺は自宅から徒歩5分です。

この自宅から極めて近いお寺を「いつでも行ける」と先延ばしにしてた所に、私の何でも後回しにしてギリギリまでやらない悪癖が現れているのです

後回しにしてた反省もあり、京都のお寺ぐらいはせめて歩いて廻りたいとこの三ヶ寺を歩いたんですが、これが結構しんどくて大変でした

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自宅から徒歩5分の六波羅密寺はまあ余裕でした。
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そこから松原通りのゆるい上り坂を清水寺まで歩くのが結構キツい。いつでも行けると余裕だった坂がキツい、毎日電動自転車で登ってる坂も徒歩だとじわじわ足に来る。

ハアハア、ヒイヒイ言いながらなんとか清水寺にたどり着き、沢山の観光客にもまれながら観音様に手を合わせました。
清水の舞台は修理中でしたが、普段とは違う景色を楽しめましたよ。
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清水寺から今熊野観音寺への行程なのですが、東大路から泉涌寺道を東へ入ると判り易いのは判ってましたが、googlMapで最短コースと示された道を歩きました。

この道が結構ややこしくて、住宅街かと思えば渓谷か?と思うような所に出たり、
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人が全く歩いてなくて猪注意なんて立て看板のあるような道に出たりで道に迷ってるんじゃ無いかと不安になる訳です
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京都市東山区で生まれ育って50年な訳ですが、こんな所があるなんて全く知らなかったなぁなんて感心しながら歩いてて、ふと
「いつでも行けるからと後回しにしてた結果、こんな道があるなんて今まで気がつかなかった。 これは何でも後回しにして実行しない自分の悪癖の結果であり、もっと早くに動いていたなら、もっと多くの事を知り得たかもしれない、凄く損をしていた」
と思った訳なんですね。
「ああ、これからは何でも後回しにしてギリギリになって慌てる気性をなんとかして、頑張って行こう」
と思い至った次第です。

そんな事50歳になってから思い知るなんてどうかと思いますが、そういう人間なので仕方が無いのでございます。

なんて考えながら歩いていると、なんとなく清々しい気持ちになってきて、気持ちよく今熊野観音寺をお参りしました。

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この時点で足パンパンになってたので休憩。
なぜかカバンに入っていたスタミナ飲料を飲む
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秋に来たらさぞ美しい景色が見れるだろう今熊野観音寺の鳥居橋

この後、今熊野観音寺から直ぐ近くの泉涌寺にお参りして、帰路につきました。
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帰宅して歩いた道をグーグルマップで調べたら距離にして僅か7km、もっと歩いた気がしたんですがクタクタになった割に恥ずかしい距離です。
これだけの距離しか歩かずに、人生の真理を知ったような気になってた自分がとても恥ずかしくなりました。

という訳で、長らく放置していた八代目日記を「新!八代目日記 」として復活する事にしたのです。
「エラそうに言うてただけで、やっぱりまた途中で投げ出しおったな」と思われないように頑張るつもりです。

前の八代目日記はこちらから読む事が出来ます

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このページは、祇園藤村屋が2017年10月 2日 12:50に書いたブログ記事です。

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