八代目管理人室

あほズラして笑う八代目 ビートルズが初来日した翌日、1966年6月30日に京都祇園に生まれました。今は観光地となってる新橋・白川付近が子供の頃の遊び場で、白川で川遊びし、吉井勇の碑にまたがって『仮面ライダー変身!』と叫びながら辰巳神社で『下駄隠し』をして育ちました。

この町は料理屋さん密度が全国でも一二を争うんとちゃうか?というぐらいの町で、「いつかは祇園で店を持ちたい」と夢見る人がいっぱいいる、料理業界のメッカです。普段普通に行く料理屋さんが実は全国的にも有名な名店、、、なんて事が当たり前で、知らず知らずのうちに口が肥えてしまいました。

高校時代は京料理の店でバイトし、大学時代は中華料理店、ロシア料理店を掛け持ちしてました。料理屋でのバイトのきっかけはお客様として藤村屋へ出入りしてくれてはる料理人さんが「正月、人手が無うて困ってんねん。だれか知り合いあらへんか?」との問いにうちのお母んが「うちの息子、どうせ家でダラダラしてるだけやし、使うてやっておくれやすか?」で強制的に労働させられました。まあ確かに家でダラダラしてるかパチンコ屋で玉を弾いてるか、友達の家で麻雀してるアカンタレでしたから、仕方が無いんですが(笑)

いずれのバイト先も厨房に入って皿洗いメインの調理補助をしてました。 板前さん、コックさんに可愛がって貰い、料理を愛する心、プロの職人さんの食材に対するこだわりを学びました。料理業界は労働条件が厳しくハードなアルバイトでしたが、プロが作るまかない食の美味さについつい釣られ、楽なアルバイトに移る事が出来ませんでした。

フロアで蝶ネクタイをして働く男子アルバイトがウェイターの女子アルバイトと楽しくやってるのを後目に『今日のボルシチは最高っすね!チーフ』(※1)と食べる事ばっかり考えてました。

ある日、あまり手を付けられてない料理が厨房に帰って来ました。
『おい、一浦君、この料理食べてみい』とコックさんが言います。
『僕、食いしん坊ですけど、さすがにちょっと気持ち悪いですわ。食べさし(食べ残し)やし』
と断ります。コックさんは平気で食べます。
『意地汚い人やねえ』と思ってたんですが、実はコックさん、決して意地汚いのでは無く、料理の味を確かめて、なぜ全部食べて貰えなかったのか理由を探っていたのです。すごいプロ根性です。感動いたしました。(※2)それ以来、言われるままに食べました。
『おう、一浦君、この料理、ハッカ臭いてお客さんからクレームがあったんやけど、どう思う?』
『おい、一浦君、今度エビの種類替えよと思ってるんやけど、どう、これ甘みあるかな?』
与えられるまま食べました。
で、またまた口が肥えてしまいました。ついでに体も肥えてしまいました〜。

大学卒業後は大阪の中小スーパマーケットに務め食品流通を学びつつも、大量生産品の大量販売、売上、利益率、目標達成にアクセクする毎日に、お客様の顔がだんだん数字に見えてきて、なにか疑問を感じました。
仕事がハードなせいもあったと思うのですが、食べる事に魅力を感じなくなり、急激に痩せて行きました。(※3)今まで食べ物を見ると「どんな味がするんだろう、美味しいかな?」と一番に思ったのに、この時は「これを98円で売ったら3日で何ケース売れて利益がこんだけあるな」という風に『食べ物=商材』と感じてしまっていたのです。この頃は自分で味見して無い食品でもお客様に問われれば平気で『美味しいですよ』と答えてました。

スーパーを円満退職後、家業の藤村屋に帰り、大量販売店には無い対面販売、お客様とのコミュニケーションに、一人一人のお客様を大事にする商いの良さを見い出しました。
自分が食べてみて美味しいと感じ、それを仕入れ、お客様にお勧めする。後日お客様より『美味しかった』のお声を頂く、またそのお声を聞きたいが為に美味しい食べ物を探し、販売する。その繰り返し。それこそが食品販売の原点である事にようやく気が付きました。 それはネットで商いする際も僕の基本理念ちゅうか根本、、、商魂になっております。

ネットで商売を始めて少し経つとお客様から『八代目』と呼ばれだしました。長く商いを続けて信頼を得て来た藤村屋実店舗と違い、ネットでの藤村屋は新規開店お客様ゼロからのスタートですから、京都府から頂いた老舗表彰の盾などをサイトに飾って「おかげさまで八代目まで続きました」なんて書いてちょっとでも信用を得ようとしてたのです。
八代目はそのテキストを読んだお客様から頂いたハンドル(ネット上のニックネームみたいなもの)です。京都には十何代なんて老舗がざらにありますから、八代程度で老舗とか八代目を名乗るのは恥ずかしいのですが、お客様から頂いたハンドルですから、今は恥ずかしがらずに、大事に使わせて頂いてます。

気が付けば学生時代から食に関わる仕事から離れられてません。死ぬまで食に関わって行きたいです。。。。なんちゃって、ええ格好しても、やっぱりただの食いしん坊なんです。実は(^_^)

※1.ロシア料理店で最高に美味しかったのは、おやつに作って貰った『あん入りピロシキ』でした。こういった裏レシピを食べられるのも厨房でアルバイトする魅力でした。
※2.でもそのコックさん、パセリまで食べてました。やっぱりただ意地汚いだけやったのかもしれまへん(笑)
※3 .痩せたおかげでモテました。もうええわと言うぐらいに。嫁さんはその時ゲットしました。結局痩せてたのはその時だけでモテてたのもその時だけです(笑)



なんしかこんな野郎に興味を持っていただいたら
八代目日記
日記見に来て下さいませ。

八代目ひととなり

名前  一浦 靖博
年令  41歳
家族構成  人生の相棒と7歳を頭に2男2女(家族計画失敗により毎年七五三詣)
 スープの冷めへん距離に両親。
職業

 (有)祇園藤村屋代表取締役(でもやってる仕事は滅私奉公的丁稚奉公) 

趣味  仕事 子育て
趣味の合間の息抜き  マックの前に座って生産性の無い作業をする事
 AV(アダルトビデオではなくオ−ディオビジュアルの方、、、ほんまです!)
 配達を装って油を売る事(最近は電気屋と本屋ばっかりやな〜)


 
【書籍を出版したりもしました】
とうめい
ホントは教えたく無い 儲かるネット通販の成功術

関西で オンラインショップを運営してる気が合うショップマスター10名と協同で書いたネット通販指南書です。

ハリーポッターさえなければ一位獲得できたのに〜


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藤村屋も参加しているオンラインショップオーナーの会員制フォーラムOSMCの有志8人で本を共同執筆しました。
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このCD-ROMに八代目の「男前ブロマイドフォト」を入れて欲しかったのですが、そんな事言ったら他の執筆陣に袋叩きに合いそうなので止めておきました。
本を買って頂けたら藤村屋から直接お送りいたしますので、ご遠慮なくどうぞ(誰もいらんちゅ〜ねん)

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内容説明 ブログ日記です


八代目流ホームシアターの作り方
内容説明 お金が無い、時間が無い、知能が無いのないないずくしの八代目が大好きな映画館へ行けないうっぷんをパワーにして自宅の狭い部屋にプライベートな映画館を造った経緯を御紹介し、これからホームシアターを導入しようと考えている方々の参考になれば、、と造ったページです。 でもずいぶん前に作ってほったらかしなので、情報はかなり古いです。


つれづれ日記 マックとボク
内容説明 我が愛すべき「まっきんとっしゅ」との出会いからその後の二人の愛の遍歴をつづった、超私的日記、、、阿呆の戯言です。

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