まっくとぼく

3ねん 4くみ いちうら やすひろ


マックパワー 
  
1987年
当時大学生だった僕はただ単位が欲しかったという理由で「情報処理論」の講議をとる。
紙に書いてあるプログラム(たしかコボルとかいうたな〜?)を入力したら、単位が貰えたのだ。
自分でもコンピューターを買って勉強しよかと考える(当時NECのPCシリーズとか友達に勧められたのはシャープのMZシリーズとかあったな〜)。
しかし、一文字打ち間違えたら動かないコンピューターを目の当りにして「こんな融通のきかんもんようつかわんわ!」とあっさり断念した。
1997年7月
ウインドウズブームが少し収まり「コンピュータ−を使えなければ人では無い」とゆう風潮も定着してしまう。
偏屈な僕(流行りもんには、手を出さない! 興味がある物はブームが終わってからコソコソとハマっていたりする)は「ぼちぼちコンピューターでも始めよかい」と思う。
ウワサによるとだいぶ家電製品に近くなってきて『さるでも使える〜』というような解説本まで出ているようだ。
ということはだいぶコンピュターも融通が利くようになったということか?
同年9月
子供(5才)が師匠に子守してもらっていた。 師匠はコンピュータで遊ばしてくれたようだ。
子供があんまり熱心に使うので師匠がコンピューターを子供にくれると言った。
もらったコンピューターはリンゴのマークが書いてあった。
Macintoshと書いてある。
昔(中学生の頃だから15年ぐらいまえか?)KBS京都の深夜ラジオ番組ハイヤング京都でDJのつぼいのりお氏(途中カタカナが入っていたと思う、名古屋方面でメジャー[マイナーか?]な人)が言っていたコンピュータか?
其の当時大変高価で安く手に入れるため並行輸入しようとか、関税を逃れるため石膏で偽物を造ってアメリカに持っていき帰国の時に本物を持って帰ればいいとかひとつのコーナーにして笑わしてくれよったな〜、
あ〜其の当時データをカセットテープに保存するしか方法が無かったので(フロッピーなんかDr,中松がまだ発明していなかった)リスナーが造ったゲームなんかのプログラムを放送で流したり(ピーピーガーガーいうとったで)する今から思えば先進的な番組やった!
そんな記憶が頭にあったから「こんな高価なもんもろうてええんやろか?」と思いつつ箱に打ってあった値段を見ると[98000円]と書いてある。
そんなにコンピューターって安くなってるんか?
同年10月
子供と一緒にコンピューターをさわってみる。マシンには[Parforma630]と書いてある。
ソフトがいっぱい付いていてそれで遊んでいるうちにマウスの操作が解るようになっているようだ。 よう考えてあるの〜。
ほとんどマウスの操作だけで使えるのも気にいったが、とてもあんあなたくさんの本を読む気がしなくてあまりさわらなくなる。
同年11月
嫁さんが出産の為実家に子供を連れて帰った。
仕事が終われば夜一人になり、暇なのでまたコンピューターをさわりだす。
さわりだすと数々のトラブルにあい(フリーズなど)師匠に質問するも「本に書いてある事は自分で調べて解決せ〜」と怒られしぶしぶ本を読む。
少し解れば面白くなり、面白くなれば新しい事をしたくなり、新しい事をすればまた壁にぶつかる、、、だんだんハマっていく、、、恐い、、、。
同年12月
せっかくだから、今年はマックで年賀状を書こう!と決意し師匠に其の旨伝えるとプリンターをくれた(Canon BJC-600S)
セッティングはスカジーケーブルをつなぐだけでドライバーのインストールもスカジー番号の割り当てもすべて師匠の使っていた時のままでOKだったので助かった。
師匠にもらった宛名職人というソフトで早速住所録を入力、、しかしこれが結構大変、、おかげでキーボード入力の良い練習になりました。
そしてデジカメ(これも貰った、、コダックのDC40、、瓦みたいに大きい奴)で撮った家族写真をプリントアウトした、、、しかし汚い、、
師匠に相談すると「最新式のプリンターを使えば銀版写真なみとはいかないけれどそこそこ綺麗なものは出来るよ」と言われた。
といってもこれだけの用途に5〜7万の出資は痛いな〜特にいままで師匠に貰ったものばかりでやっているだけに自分で金払ってするのがバカバカしいや〜とアツカマシイ人間に成ってしまった、、、
今年はとりあえず例年どうり写真屋で印刷してもらい、宛名だけマックで印刷することに決めた!
1998年1月
嫁さんと子供(4人になってしまった!)が帰ってきたのであまりマックをさわれなくなる。
おまけに少しづつ揃えていったホームシアターがほぼ完成したので、ヤマハDSP-A3090の7,1チャンネルシネマDSPと三菱LVP-L1000の80インチ大画面にすっかり魅了されてしまい映画三昧の日々をおくる。
近所迷惑かえりみず床が振動(本当は音質上だめなんだけれど)するほどの大音量で聞くドルビーデジタルサウンドはもう映画館なんか行ってられるか〜ちゅう感じやね〜
でも子供のおかげでこのシステムは70パーセントアンパンマンかドラえもんが映写されています、、チャンチャン!
同年2月
だんだんマックのことが解ってくるようになると自分のマック(この時点でもはや子供に貰った物と言う事は忘れてしまって、自分の物にしてしまう。当然子供が遊ぶ時は僕のきびしい監視つき!)は結構旧い物だと言う事がわかる。
僕はなんでも最新式が好き(DVDプレイヤーも一号機を買ってしまうし、ソニーに騙されてEDベータも-買ってしまったぞ、、ハードは現役だが、テープが入手しにくい、、しかもVHSと比べてすごい高価)なんでちょっと物足りなくなってきた。
だってCPUは680LC40なんだぞ!世間ではG3,G3と大騒ぎしているのに、、
師匠にせめてPowerPCが欲しいと相談すると「恐れ多いわ〜」と一蹴されてしまう。
でもよくよく考えると630を最初に使ったおかげで、いろいろ工夫(メモリが少ないので仮想メモリを使うとか、仮想メモリを使うと遅くなるのでどうしよう?その他もろもろ)とかをするように成ったし其の為にOSの仕組みも勉強した。
最初から最高のスペックを持つ機械を使うとなんの不自由もなく使えてしまいあまり知識(と、いうほどの知識も有りませんが)が付かなかったのでは、、と思います。
とは言っても、流石にメモリ食いのソフト(アドビ社の画像もんとか)は使えないし(買う金もないが)、PowerPCネイティブのソフトも増えてきているので、ちょっと不満が残る、、、
同年4月前半
ぼちぼちインターネットと言うものをやってみたくなるが電話代やプロバイダー料金が気になり、あまり高くついたりハマってしまって身を滅ぼす人もいるというので、とりあえず師匠に相談する。
師匠にKyoto-Inetなら料金が安い(ただしつながりにくい)と教えてもらい早速資料を取り寄せる(大手プロバイダーみたいに雑誌に広告を出していないので)。
調べるとなるほど安い。 入会金2000円、年会費6000円,消費税300円でOK!
その他一切料金がかからない(電話代は当然別)し、500KBまでならホ−ムペ−ジもつくれちゃう(それ以上は別途お金がいります)ので速攻申し込んだ。
同年4月後半〜5月前半
Kyoto-Inetの申し込みも完了し、インターネット関連の書籍を買い漁る。
解らないままマックをいじるよりも、ある程度知識を持ってからするほうが効率的であるということを半年目にしてやっと悟った。
しかし、実際本を読んでみると頭がパニックになり少しやる気を無くす。
キーボード入力を覚えた時みたいに何か目標を持たなければダメだと思い、とりあえずエッチ画像を見るということを目標にすえる。
とりあえず必要な物は1,モデム 2,ブラウザちゅうとこでしょうか?
モデムはまたしても師匠がくれた!お約束どうり古い(28,8Kbps)物でしたが、、、
ブラウザは雑誌付録CDロムから、インターネットエクスプローラーとネットスケープナビゲーターを入手。
この時点で630のHDはほとんど空き領域が残っておらず(しかもOSを8,1にしちゃったもんで)はっきり言って630の限界を超えてました。
その現状を師匠に報告すると「なんとかしたろ。その状態でネットサーフィンなんかしようもんなら、すぐフリーズするぞ!」と言われ、「ついに僕もパワーユーザー(使いかたが間違っていますが、PowerPcユ−ザーという意味です!)か〜と甘い考えを持ちつつ待っていると師匠は32MBのメモリと250MBの外付けHDをくれました。
本当は喜ばなくちゃならないのに、貰い慣れしてしまっている僕は「PowerPc持って来い」と心の中で叫びました。
メモリの増設は自分でしました。
初めてマックを開けるのは少し不安でしたが、やってみると大変簡単で驚きました。
これで、内蔵分の4MBと合計で36MB。
なぜか、大船に乗ったような感覚(ずっとプアーな環境だったから)でもういちいちアプリをこまめに終了したり再起動しなくていいんだ〜と大声で叫びたくなりました。(でも36MBでもプア〜には変わり無いんだよね〜)
同年ゴールデンウィーク期間
今年子供も小さいし連休とはいっても何処にも行けない、、、
嫁さんの不満顔を横目に見つつインターネット接続を試みる。
しかし繋げない。なぜだ、どうしてだ。下調べは十分したし、各種設定は間違いないはずだ。
いろんなことを何回もやって、ついにおかしい所を発見!
Internet Configを見ると文字化けしている、、、、もう一度入力してみてもやはり文字化けしてしまう。
おまけにInternet Configが二つもある!
どうやら、IE4とNC4をいっぺんにインストールしたのが悪かったのか?
とりあえずInternet Configの日本語バージョンの方を残しもう一つを捨てる。
再チャレンジでやった〜つながった〜新しい世界へ出発だ〜。
同ゴ−ルデン期間中
とりあえず当初の目的どうりエッチ画像を探してみる事にした
URLはインターネット雑誌(ネットナビだったと思う)で調べてある。
では、未知の世界へGo〜と気合いは入っていたのですが、、画像のダウンロードが遅い!(そりゃ今の時代に「にっぱっぱ〜」だもん)
こんなに遅いものだったのか。 しかも肝心のエッチ画像はお金を払って会員にならないと見れないみたいだ!
くっそ〜そりゃそうだ。だれがタダで人にそんな物見せてくれるんだ。僕の考えが甘かった。
もう、いいや。 だいたいこんな反社会的なもの見ようと思った僕が悪かったんだ、、と反省し電話代も気になるので回線を切った
、、後日談1、サンプル画像なら無料で見れるとか、日替わりで画像を更新しているページなどを発見!。紳士のたしなみ程度(?)に楽しんでいます。
、、、、後日談2、エッチなページをがんがん見ているとだんだん気分が悪くなってきた。 だってどの写真もバカ面した女が恥じかしげもなく、大股開きで阿呆まるだし。 
「こんな事で日本の将来はどないなるねん!」とそれまでスケべ面して喜んでいた事は一切忘れて、悩んでしまう。 あ〜日本女性のオクユカシサは何処でいってしまったんだ?。
こんな事で子供が正しく成長できるのか? となにか事件が起こった時にワイドショーでもっともらしく語っている評論家のごとくくだらない事を考える。
「もう、こんな非生産的な事は今日で止めだ」と心に誓う。
が、その後よくよく考えてみると、ただ僕のエロスの好みが開放的なものよりな陰薇な、物のほうが好きだったという事が判明。 やはりエロスは隠されたものの方が、想像力が働いてよろしいかと存じます。
で、そこはさすが広大なウェブの海、個人の好みの応じたページが必ずあるものです。 おかげさまで紳士のタシナミ程度に楽しんでいます(二回目)。
同年6月(前半)
1. いろいろなホームページを見る。面白いのやら、くその役にもたたないもの
しかしそれなりにどのページも面白い。いろいろな人が言いたい放題、やりたい放題でいろいろな意見があって勉強になる。
個人が自由に意見をのべる事が出来てすべての人がそれを聞く事ができる。 いままでの社会では実現不可能な事がごく当たり前に
何年も前から行われていたなんて、、もっと早く始めていたらよかった〜と後悔した。
、、それにしても見るのにひじょ〜に時間がかかる。 この頃から寝不足が始まる。

2. 子供が630を触るのはいいが、ちょっと目をはなすと無茶苦茶になっている。
これでは、いつか復旧不可能(僕レベルの話ですが)になりそうなので、師匠に相談してみた。
相談した一週間後くらいに家にMacが送られて来た。 箱を見るとPower PCと書いてある。
これはひょっとして、子供に630を使わして僕にパワーマックを使えと言う事か(喜)
で、興奮しながら箱を開けて中身を出して見ると、、あれ?なにか古いマックが出て来た?
型番を見ると[LC575]と書いてある。 これはどう見ても630より古い型とちがうのか?
本を引っ張り出して、調べて見るとやっぱり古い!。 CPUは630と同じ680LC40だった。
世の中にそんな甘い話ないよね、、、ガックリ。 でも気前良く貸与してくれた師匠に感謝!
同年6月(後半)
1、なにげなく新聞を見ていたらジョ−シンの広告が載っていた。
でたくさんのWin族の中からわずかに載っているマックの広告品を発見!
あ、Performa5410という機種が載っている。値段を見てみると78900円と書いてあるではないか!
すぐに本を引っ張り出して調べてみるとCPUは憧れのPowerPCの603eでメモリも128MBまで
増やせるらしい。 この機種からPCIバスと高速な物に変わり現在流通しているものが
使えるようだ。 ただし約2年前の機種と書いてある。 でもこれは買いだよな。
中古の値段を見ても各社とも10万円前後で販売しているし、買い取りも7〜8万だ。
おまけに広告にはOS8,1付属と書いてある。これだけでも1万3〜4千円するもんな。
すぐにジョ−シンに電話して予約を入れる。

2. 人様のホームページを見ていると自分のホームページが持ちたくなって来た。
とりあえず資料収集の為本屋に走る。
全然やり方が解らないので、初心者向きの本を、、と探してみる。
近所の本屋で「HTMLハンドブック」という本を手にいれた。
なるほど!いわゆる"タグ"というもので、レイアウトするのか!
だいたいの概要はわかったが、それをどうやってテキスト化するの?どのアプリケーション使うんだ?
おまけにプロバイダーにアップロードするのはどうするんやろ?
買ってきた本には全然書いてありませんでした。(そりゃそうだ、、HTMLのタグ辞書なんだから、と後で気がついた)
なんにも解らないので京都寺町の電気街に入って「すぐに出来るホームページ」という本を買ってきた。
たしかにこれは初心者向きで「HPのテーマを考えよう」という章まである。 
さあ、どんなHPを作ろうか? 人様を中傷したり傷つけたり、反社会的な内容で無ければ問題ないのだろうけど、、、今まで見てきたHPを思い出してみると、ホームページの名前通り家族の紹介をしているのがあった。
しかし、写真が生まれた子供のものばかりで親は丁寧に顔をぼかしてあったりする。 
子供を自慢したい気持ちは判るけど、子供の写真を載せるなら自分達も堂々と載せたらどうなんだ? 
子供には、拒否する権利はあるがその判断能力が無い。
「子供の権利条約」を読んで考えてみろ〜と思ったのでこれは却下。
自分の趣味の事でも載せてみるか? しかしどの趣味も中途半端で人様にお教えしたり、自慢できる代物でも無い。
あ、そうや!今流行りのウェブショップでもやってみるか。
でも、小売流通業の業界誌で「経費がかからず簡単に出来るといわれるウェブショップですが、利益の出ている企業はわずか5%程」と読んだ事がある。
どうしょ? まあええか(商売人はこれが多い)。自分で全部やったら経費もかからへんし、売れたら儲けもん程度の気持ちでやったらええわ!とテーマは決まった。
同年7月(前半)
取りあえず本に書いてあるようにHTMLをSimple Text(ウィンドウズで言う所のメモ帳)で書いてみる。 書いた書類を保存してブラウザにドラッグ&ドロップすると「おおお〜出た〜」
テキストだけだが、確かに出た。しかしレイアウトがぐちゃぐちゃ。なんでやねん? あ、(/)付けるの忘れてた。 ここは( .)が抜けてる。
おいおい、これやったら大学の時愛想つかした「コボル言語」と同じやないか! あかん、僕には出来ひん。 やめよか。いやアカン、いままでなんでもそこそこ出来るようになったらすぐ飽きてしもて「これなら人に負けへん」ちゅうモンが何にも無い。
こんな時はやはり「目標」ちゅうモンを立てなすぐ挫折する、アカン。 という訳で「ウェブショップで大儲けして口銭をプールしといて、Macの現行機種を買う」という阿呆な目標を立てた。
普通に店頭でMacを購入してスタートした人から見たら「阿呆」みたいな目標やけど、まあええやろ。 目を皿にして間違いを探して、訂正して目薬うってなんとか仕上げた扉ページはワープロソフトで作った書類となんら変わる所もなく、「インターネットいうたら、やっぱりハイパーリンクやの」と新しいタグを書いてみる。
「相対パスと絶対パス? なんや、なにが違うんや?」いきなり壁にぶつかった。 阿呆な僕は何度本を読んでも理解出来なかった。 しゃ〜ない困った時の師匠頼みや。
師匠にメールで聞いてみた。 数日後に返事。

会社組織を想像して下さい。 たとえばお前が営業部の平社員の場合、同じ営業部の係長を呼ぶ時は「A係長」、総務部の係長を呼ぶ時は「総務部のB係長」すなわち、お前のいる場所から見て同じ部署(階層)の場合「A係長」、総務部の場合、一度一階層上がって営業部を出てから総務部に入る、すなわち「../総務部/B係長」となる訳。 社長を呼ぶ場合だと階層に応じて「../../../社長」となるのだ。「../」が一階層上がるちゅう意味となります。これが相対パス。 つまり今開いてるページのファイルが置いてある場所から見て、リンクするファイルが置いてある場所を指定する方法。
それに対して絶対パスとは頭から全てを表記する方法で、「○○株式会社/営業部/お前」とか「○○株式会社/総務部/B係長」となります。これがよく見るhttp://www.○○.co.jp/soumubu/B_kakarichou.html」って表記に当たります。 www.○○.co.jpというのはドメインと言って、世界に一つしか同じものが無いように規定されてるから、何処にあるファイル(サイト)からでもこの表記方法でリンク出来ます。


ほーなるほど、そういう訳かいな。 流石兄だけあって弟のおつむの状態を良く把握した解りやすい解説。納得納得。 

[関係無い話]--そのメールには追加文が

マックはそういった事を全く意識しないで使えるようにフォルダという概念で視覚的に表現して全ての作業が出来るようになってます。 ウィンドウズの場合、DOSというプログラムをどうしても使わなくてはならない場合があって、この階層に関する考え方が解って無いと全く使えません。

とありました。 ふ〜ん、ウィンドウズってマックを真似したちゅうても中途半端にまねして使いにくいOSに仕上がってるんやねえ〜
これからは半端モンOSと呼ぶ事にしよう。
中略
平成10年9月8日 久しぶりにムカついた事
配達の途中で油を売って寺町のジョーシンへ行った。ホームページ自動ダウンロードソフトが欲しかったのだ!
だって僕には時間が無いんだもの。べつに難病で、という意味ではなく毎日13.5時間程仕事しているし、土曜日も休みじゃ無いから、、、
で、ジョ−シンで目的のソフトを購入し帰ろうと思ったところ出口の横にあのiMac様が置いてありました。
たしか八月三十日発売だったんだな〜と思いつつ暫しながめた。う〜ん!本当にキュートな奴!
マックユーザーでこれが欲しく無い奴っているんだろうか? あ〜ええの〜欲しいの〜貯金おろして「やってもうた〜」
したろか〜と思いつつあまり油を売り過ぎるとお毋んに怒られるので後ろ髪を引かれつつ帰った。
で店に帰って2時間程した頃店の前に宅配便の車が止まった。
運転席から降りて来た兄ちゃんがいつものスマイルでこちらを見た。こういう時は家に荷物を持って来た時だ。
そしてトラックの後部扉をあけてなにか大きな箱を下ろした。
ん?あの箱に印刷してあるボンダイーブルーとアイスホワイト
丸こい物体には、見覚えがあるぞ。 兄ちゃんが「これ、重たいですわ〜」と言いながら
こちらに運んで来た物体は、なんとあのiMacやないか〜?????
なんで、愛しのiMacが店にくるのだ?????。頭が混乱し正常な判断能力が
無くなっている状態の僕には宅配便の兄ちゃんの「ハンコ下さい!」の声もまるで耳に入って来ませんでした。
でなんとか、ハンコを押して箱に貼ってある送り状を確認した。
、、、確かに一浦と書いてある。がアンダーネームが師匠の名前やんけ〜送り主も受け取り人も師匠の名前やんけ〜
やっと納得出来ました。 師匠が買った。ただそれだけの事だったのだ。 と頭の整理がついたら
急激にムカついた。 だってあのヤロ〜2ヶ月前に僕がPerforma5410を
買った時に「確かに値段は安いがコンピューターはハマったらきりがありません。そういう事は子供が成人してからにして下さい。」
とか偉そうな事、クドクド、クドクド、メールで書いて来たくせに。 お前こそなんやネン! お前はいったい
何台パソコン持ってるネン! 部屋には箱に入ったままの二十周年記念Macスパルタガスもあるやないか!
自分の事棚に上げて人の事ようそこまで言うの〜。 ご気楽過ぎるのはどっちじゃ〜
あ〜ちょっとスッとしたわい。


後日談、、iMacの箱を見ながら呆然としている僕の後ろからiMacを発見した嫁はンは
「このおっさん、ついにやってもうたな〜」と思ったそうです。

後日談その2、、これを書いてるのを後ろから見ていた嫁さんに
「父ちゃん!師匠にこれだけ色々な物もらったり、教えてもらったりしてるのに
ようそんなことホームページに載せるな〜ただの悔しがり見たいやで!」と言われた。
、、、、、ごもっともでございます。
九月頃
毎日ホームページの更新をしているとしまいに肩こりがひどくなり(普段は全然肩こりなどしない体質なのに)とうとう首が回らなくなってしまった(借金も無いのに)
包丁も満足に持てなくなり、これでは本業に差し支えるので一寸ペースダウンした。
しかし、こんなことではいつになったら完成するか解らないので、昼間店が暇な間に出来ないかと考えた。
対面商売の店だから店に居ない訳にはいかないので、店番しながら扱えるMac、、、そうだパワーブックを買おう!と決めた。
で、なにを買ったら良いかだが師匠に相談するとまたエラそうに説教されるのでパワーブック関連のHPを覗いてみる。
PowerBook ARMYというHPが見つかった。
これはなかなかクロい(玄人ぽいちゅうこと)ページみたい。 ほんとパワーブックを愛してやまない方たちが作っている。
その中に会議室があったので、質問してみる事にした。 会議室に投稿した事も無いのにいきなり議題を投稿するとは、、まあええやろ!
「空き時間に仕事場でもMacを使いたい初心者ですが、なにかお勧めのパワーブックを教えてください。」と投稿したところ沢山の解答を頂いた。
その解答の中に「秋葉館(秋葉原のパソコンショップ)にUS仕様の1400が売ってました。必要無いのに貯金をおろしそうになりました」というものが、、、
これだ! と思い翌日すぐにショップに電話をいれる。 
「あの〜US仕様の1400が入荷したと聞いたんですが?」
「はい ありますよ! 1400cs/133と1400c/166がありますが、、、、」
予算的には1400/csなんだが、ディスプレイのよい1400/cも捨てがたい。 でもディスクトップ機もあるし、不景気で預金も目減りするいっぽうだし、安いDSTN液晶モデルの1400/csを注文した。
その変わりPerforma630で苦労した少ないメモリ環境を考慮して目一杯の64MBにしてもらった。
代金は送料や代引手数料なんか全て込みで18万円ちょっとだった。
届いた荷物の箱を開けると「お、PowerBook G-3より小さいやんか。これなら持ち運びも不可能ではないな」と思いました(でも当時、SONYのB5ノートサイズVAIOがばか売れしてました)。
でも、実物を全く見ないで購入してしまうなんて、僕もすっかり通販世代なんだな〜と感心してしまった。
続いてマニュアル一式を出してみると、なんと全部英語やんけ。よく考えればUS仕様というのは平行輸入版なんだ。
どないしょ?わからへんやん。OSの事はまあ、今まで使っていたから解るものの、ハードの使用注意がまるで解らん???
「まあ、ええわ。僕には「POWER BOOK ARMY」という強い味方がついてるネン。 なんにも案じる事あらへんわ。」とやさしい先輩Macユーザーに甘える決意?をした。 ほんまMacで良かったっす。
しかし、一つ疑問が。 昔、人から貰ったイタリヤのブランドバックのファスナーが潰れて近くの高島屋に持っていった時、ショップのおねいちゃんから「これは平行輸入物なので、修理が出来ません」と冷たくあしらわれた事を思い出した。
そりゃ、ゆ〜てる事は判るけど、ものには言い方ちゅうモンがあるやろ?。「こちらの商品は日本に正規輸入されていませんので、修理部品が入手できません。」ぐらい言えんか? あんたら客商売ちゅ〜もんがわかっとらんのとちゃう?
と怒りがぶり返したが、冷静になると「壊れた時修理してもらえるんやろか?」と不安になる。
そや、パフォーマホットラインに電話して聞いてみたろ。 「困った時はホットラインや」とすぐさま電話して問い合せてみる。
「アップルケア−(保証期間が終了したアップル製品を年間契約で保証する制度。加入時に本体の検査があり、機種によって保険料が異なる。 まるで人間の生命保険となんら変わらない制度)は加入出来ませんが、通常の修理は補修部品があれば出来ます」との解答を頂いた。
さすがApple! どこぞのブランド屋とはちと違う。 うれしおした。
え?英語版のOSは使えたんかって?。 大きな声では言えまへんけど、パフォーマ5410を買った時付いてた日本語版8.1を使いました。 Appleさんゴメンなさい。 でもその他は違法なコピーは一切使用していませんから。

ここまで喜々として書いてきたけどよ〜考えたらPB1400かて2年前の機種なんや。 相変わらず世間様から遅れている。 いつになったら現行機種を使える日が来るんだろう、、、、、。
でも、まあ仕事を分散して出来るようになったので当初の目的の肩こりは無くなりました。
中略2
平成11年4月
Mac関連雑誌を読んでるとMJ-soft(販売店)の広告ページに「爆安! NU-Power G3-133/512k 39800円(CPUアップグレードカード これを標準搭載のCPUと差し換えると旧機種でも最新機種のパワーが味わえる)」と載っていた。 
たしか、発売当時12〜3万していたのに?と良く読むとまた「US」の文字が。 以前よりウェブ情報の使い方が判ってきたボクはさっそく「PowerBook ARMY」の会議室へ。 過去のログを探してみるとズバリ「CPUカードの日本語版と英語版の違いについて」とあった。
探していた問題がずばり載っている。やはり同じ事を悩んでいる人がいるんだ。
内容を見ると「ぜんぜん問題なし」だったので、今度は電話ではなくインターネットでオンラインショッピングにて購入した。ついでに競合ソフトに対抗して値下げしていた「ノートンアンチビールス」というウイルス駆除ソフトも購入した。
やはり「ウェブショップマスター」なんだから、お客様にお送りするメールにウイルスが混入してたら申し訳ないですもん。
届いたG-3カードを早速取付けて見る。 PB1400は開腹がにじょーに簡単。 会議室の先輩方は正しかった。 ありがとうPowerBookARMYの皆さん。
取付けて早速起動してみる。早い、早すぎる。iMacを買った初心者の皆さんはこんな早いマシンを使っていたのか(実際のiMacはもっと早い。 パソコンはCPU以外にハードディスクやグラフィックカード、ロジックボードのバス速度なんかの総合でスピードが決まるそうです)。
まったく、世の中、皆贅沢になりやがって。 68K(PowerPC以前のMacの事)から始めんかい!と不条理な怒りを憶えてしまった。
で、G-3の早さに慣れてしまうと一応のメインマシンであるパフォーマ5410がまるで鈍亀のようにのろく感じるようになってしまった。 パフォーマ630から乗り換えた時はあんなに早く感じたのに。
そういえば以前パソコン雑誌で「スピードは麻薬みたいなもの」と読んだ事がある。 なるほど、まさその通りだ。 だってはやくも5410を売却して、New G-3(blue&white)の購入計画を練っているもん。 あ〜恐い恐い(自分も嫁さんも)

中略3

平成11年11月

いままで古いMacばっかり使ってこのHPを作成していた訳ですけど、HPのデザインというモノをやっと本気で考えだすといままでの環境では無理があるという事に気付きました。
解像度というものがあって、使ってるパソコンやディスプレイによって表示出来る領域が異なり、解像度800*600はPB1400で確認出来たもののそれ以上の解像度で自分のHPがどのように見えるかまったくわからんままではアカンちゅう事でございます。
おまけに最新のブラウザでは動作が遅いし、MacとWinでも見え方が違うし。
んで清水の舞台から飛び下りたつもりで(古い言い回しやけど、京都人やし堪忍してや)G-4を購入しました。

え〜正直に申しますとホンマはVAIOを買おうと思ってお金を握りしめて寺町(京都の電気街、秋葉原や日本橋みたいにはもちろん規模は大きく無い)に行きました。
だってデジタルビデオ編集がしたかったんやもん。VAIOなら上げ膳据え膳でソフトから何から最初からバンドルされてるにゃもん。(この頃、i-movieはすでにございましたが、編集したムービーをVIDEO-CD化するというのがマックでは不可能でした--民生用のハナシ)

で、展示してあるVAIOを物色していたら、ちょうどモデルチェンジ時期でして先代VAIOも一緒に展示してある。
ここでまた悪い癖が出たんですわ。 値切らんことには腹が治まらんという商売人根性が、、、
「この古い奴のミドルクラスと新しい奴のアンダークラス、性能はほとんど一緒やね? そしたらこの古い奴ってもっとまからんの?」と店員に尋ねると
「はいこれが現状では精一杯です」ですと、、そっけない返事や。
「ほな、このニューモデルの一番安い奴でええわ、モニタはこのモデルで」と言いますと「生憎そのモニタはただ今品切れ中でして」とまたまた素っ気無い返事。
「こいつホンマ物売る気あるんかいな?」と腹が立ってきましてん。 これやったらインターネットで購入した方がよっぽどマシや。
普通の人ならここで入荷日を聞いて予約して帰るんでしょうが、精神構造が子ども並みの僕の事、今日手に入らんかったら気が済まん。
これはMacの神様が(jobs?)「浮気したらアカンで〜」と言ってんにゃとへんな解釈して「もういらんわ」と子供が拗ねたような捨て台詞を残し向かいのMac販売店に駆け込み※迷う事なくG-4を買っちゃいました。

(※迷う事無くーーこの日すぐに手に入れる事の出来るMacはG-4(PCI)しか無かった。展示してあるi-Mac DV SEは「今予約して来年までにお届け出来るかどうか?」と店員が言っていた、、ええ商売してはるねえAppleさん)

買ってきたG-4を軽トラから降ろし、意気揚々と家の玄関を開けMacを降ろすと嫁はんが「VAIO買う言うてんたんとちゃうん?」と申しました。
「いや、耳元でjpbsが「浮気したらあかんで〜」と言いよったんや」と訳の解らん言い訳をする僕。
なんで言い訳するかというと、新しいPCの購入はすべて子供の貯まりに貯まった撮りっぱなしビデオをちゃんと編集してビデオCDにして保存する為と言っていたからです。
だからVAIOが都合良かったちゅう訳ですわ。 必要なソフトと器材はすべてバンドルして売ってますから。

Macは優れたマシンですが、G-4でそれをしようとすると他にたくさん買い足さなければならないし、問題無く動作する周辺機器の情報も自分で手に入れなければなりません。
お金と暇がかかるっちゅう事です。

そんな訳の解らん言い訳をしている僕の顔を見ながら嫁さんが「また優柔不断がはじまったんか」とイケズを言うもんやから
「お前と結婚してから優柔不断になったんじゃ。えらい失敗したさかいに」と小声で言ってやりました。
聞こえへんように。(^^;

書斎(と言う程の部屋では無いが)早速G-4を箱から出しました。
「ううう、美しすぎる」まさに美と智を兼ね備えたビーナスやね。
窓機にはこんな美しいPC無いやろ。ああMacにしといて良かった。」とマジで思いました (^^)

早速HDをいきなり初期化してパーティション切って、OS8.6をインストール。
使用ソフトも皆入れて準備万全。 はい再起動。
???HDをマウントしたとたん動かへん。まだ何も操作してへんのに?
本体のリセットスイッチをおして再起動。 アカン、またや。
これは機能拡張書類がコンフリクトしてるんか?

色々調べた結果、入れたソフトの機能拡張が悪かったみいた。
そらこないだまでOS8.1で使ってたソフトをいきなり8.6に入れたらアカンわなあ。

という訳でただ今わたくし、最新のドライバ求めてWEBの海を泳いでます。
なんか、遭難しそうです。



ぼちぼちやりまっさ!(以下つづく、、、)




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