藤村流!ホームシアターのススメ 第參頁

お金を節約してハードを揃える



この章では八代目がどのようにして少ないこずかいから費用を念出し、しかも嫁さんの怒りの追撃をかわしながら 自分が満足できる(妥協できる) ハードを揃えていったかを御紹介します 。

現在所有のハードはほとんどが2年前ぐらいに新発売されたものですが、中古品を探せば沢山流通していますし、もっとも コストパフォーマンスが高い機種を揃えたと自負しております。(商売人は値うちのあるもんしか、よう買いませんにゃ)
真似をしろとはいいませんが、通常で同程度の物を揃えた場合より50%程度は節約出来たと思います。
(このページを作成したのは平成10年11月です)

1、プロジェクター&スクリーン


八代目のチョイス
  
えるせんの写真。JPGプロジェクターMITUBISI LVP-L1000
スクリーンキクチ80インチスクリーン(ビーズタイプ)
プロジェクターは安い物で実売4万円程度からありますが、それでは画質的に少し辛いものがあります。
画質的には三管式のほうが優れて僕も「いつかは三管!」と思っているのですが、なにぶん値段が高価(百万円超え)なので、本頁の主旨から外れてしまいますし、なにぶん当人が使っていない物を説明できるはずも無く、ここでは省略いたします。
画素数の多い物ほど、画面が緻密に表現できます。
しかし、使ってるランプやレンズなどその他の要因で、画質は大きく左右されますので、オーディオ専門誌の評価を参考にしたり(しかし新しいものほど過剰評価し古い名器を比較対象にしてけなすという黄金のパターンもある、、カー雑誌でも同じですね)実際ショップなどでデモを観て決めるのがベストだと思います。
八代目は"MITUBISHI LVP-L1000"を使っております。 これを選択した理由は
1、オーディオ専門誌のHi-Viなどでえらく評価が高かった。
2、パソコンでガンマコントロールなどの細かな画質調整ができる。
3、オーディオ量販店 アバックでB級品(ユーザーからの初期不良のクレームにより返品された物のなかでメーカーが不良品と認めなかったもの)の特価販売があったからです。
ちなみに購入価格はキクチ80インチスクリーンとセットで24万円(税、送料別)でした。

定価はプロジェクターのみで49万円ですからかなりのお買得だったと思います。
しかし、初期不良が問題でした。
クレームの原因が液晶の画素欠けで(ノートパソコンを御使用の方は御存じだと思います)液晶の場合画素欠けは現在の技術では回避不可能でメーカーの規定範囲内ではあってもしかたなしとされています。
しかし八代目が買ったプロジェクターは画面中央にかなり大きな画素欠けがあったため修理依頼し液晶交換しました(もちろん一年保証がありますので無料)。
しかし交換した液晶にも小さな画素欠けがあります。

2、スピーカー

八代目のチョイス
 
NS1000Mの写真.JPGメインYAMAHA NS-1000M 旧タイプ(×2)
リアONKYO D-3(×2)
センターBOSE 501Z
エフェクトBOSE101MMG(×2)エフェクトスピーカーについては(3,AVアンプを参照して下さい)

前章で「同一スピーカーを5本揃えるのが良い」と書きましたが、八代目は手持ちのスピーカーを適材適所で使っています。
一番新しい物で約6年前に購入下ものですが、ONKYO D-3以外は特に故障も無く十分使えています。
しかし、同一スピーカーを揃えたほうが音色が統一出来ますし、私もお金があれば統べてYAMAHA NS1000Mで統一したいと思っています(もっとも床が抜けなければの噺ですが、、一本34キロありますもんね)

3、AVアンプ

八代目のチョイス
 
DSP A-3090の写真。JPGYAMAHA DSP A-3090
ヤマハはAVアンプでの評価が非常に高く同社独自のエフェクト「シネマDSP」が好評価されています。 
これは通常にの5、1チャンネルにエフェクト専用の2チャンネルを加えたもので、ヤマハの独壇場ともいえる仕上がりです。(ただし上級機のみ)
シネマDSPとは各国、各地の著名なホールの音の響き方を実際に測定しそのデータをデジタルディレイで再現した誠にありがたい技術です。
八代目はこれを中古で10万円(定価24万円)で購入しました。
ちょうど次世代機DSP A-1が新発売されてすぐだったので、買い替えユーザーから極上品を個人売買にて購入しました。

4、入力機器

八代目のチョイス
 
DVL-9の写真JPGの写真LD DVDコンパチブルプレーヤー PIONNER DVL-9
コンパチブルとは異なった規格のディスクを一台で再生できるプレーヤーの事なのですが、現在発売されているDVDプレーヤーはCD,VIDEO-CD,DVDなどが再生できるのでこれもコンパチと言えなく無いですね。
LD、DVDプレイヤ−はちょうどパイオニアが買替えキャンペーンをやっていたのでちょうど壊れたCLD-9000(世界最初のLD,CDコンパチ機 昭和62年頃購入)を下取りに出して購入しました。
購入価格は十二万円、下取りが一万円で実質十一万円で購入しました。

X-7の写真。JPGS-VHS ビデオプレイヤ−  VICTER HR-X7
VHSビデオは非常に評価が高かったビクターHR-X7(定価24万円)が価格低下するまで待ち十三万五千円で購入しました。




EDベータビデオプレイヤー SONY EDV-5000

EDベータビデオは昭和62年頃購入したのですが、 ビデオ規格戦争に敗れた規格ゆえ以後の技術の進歩がなくテープの値段も高価なので、過去のビデオライブラリを懐かしんで観る程度の使用しかしていません。




ここまで読んでみて藤村流の購入テクニックを理解してもらえたでしょうか?
重要な事は
1、購入する前に製品知識をまず身につける。(パソコンをお持ちの方ならインターネットで!)

2、選んだ製品の買い時を見のがさない。(オーディオ製品のモデルチェンジはパソコンより遥かに遅いので、ゆっくり考える時間があります。)

3、個人売買を積極的に活用する。(いろいろ問題の起こりやすい個人売買ですが、上手く利用するとこれ以上にすばらしいシステムはないでしょう。消費税もかかりませんし)

4、むやみに新商品を追掛けない(新商品と旧製品の違いをメーカーやオーディオ誌はやたらと強調しますが、普通の人がそうそう違いを明確に認識できるとは思えません。
また、新しい技術を採用した製品は確かに魅力的ですがそれが業界標準になるか解りませんし、消えてしまう規格かもしれません。
よい規格だと二、三世代目に参加メーカーが増えますから、それから購入しても良いのではないでしょうか?。 パソコンと一緒ですね。)

最重要  購入した製品が奥さん(もしくは、小うるさい同居人)に見つかったら臆する事なく「ちょうど買い時やったんや!」とか「すごい安かったんや」とか「このチャンスを逃がすと一年待たんとあかんかったんや」と言いましょう。 女性はこれらの言葉に弱いものです。 しかし、同じ言葉を2回使ってはいけません。100%つっこまれます。

以上の事柄をよく胆に命じて製品を購入すると、あなたの奥さん(同居人)のツノも少しは引っ込むと思いますよ(たぶんですが)

では、次章ではホームシアターに使用する部屋について考えて行きましょう。


用語説明

ビデオ規格戦争に敗れた規格---家電業界で「規格戦争」に敗れて消えていった規格は以外とたくさんあります。
最近では消費者に御迷惑を掛けないというメーカーのタテマエ(本当は敗れた場合の自社のリスク回避だろ!)で事前に折衝されているようです。
ビデオ規格戦争ではミスチョイスした私でしたが、絵の出るディスク戦争ではLDを選んで正解でした。
ちなみに私の嫁さんの実家にはいまだに「VHD」なる敗残兵がほこりに埋もれたまま、使用される事も無くサイドボードに眠っています。


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