第四頁 部屋の改良を考える



ホームシアターを楽しむ場合、シアターのシステムを置く部屋についても多少手を加えなければなりません。
ドルビーデジタルを楽しもうと思えば、やはり大音響を出してみたいと思いますし、大音響でたのしむアドベンチャー映画はほんとうに 自分もその場にいるような錯覚 さえ覚えます。
また、スピーカの持つ能力を十分に発揮させてやろうと思えば、部屋自体の響きをコントロールしなければなりません。
プロジェクターで映像を楽しむ場合、どうしても部屋を遮光しなければなりません。 十分に遮光しないとどんな光量のあるプロジェクターを使ってもソフトが持つ色情報を十分に発揮出来ません。

では、八代目レベルで出来る事を御紹介していきましょう。



第1章 部屋の防音と遮光を考える



御近所や家の他の部屋の事を考えると防音は完璧であればあるほど、安心して大音響を楽しめる訳ですが、完璧を求めるとどうしても大工さんに頼まなければならないほど大掛かりになりますし、お金も大変かかります。
既存の部屋で壁などの防音をしようと思うと部屋も確実に狭くなります。
新築時に施工すると多少経費は安くなると思いますが、なかなかそのようなチャンスはないでしょうし、賃貸住宅に住んでいればまず不可能ですよね?
部屋の音が一番漏れるのは何処か御存じでしょうか?
実は窓なんです。これは窓を閉めていてもやはり一番漏れます。
遮光の問題も窓からの光りを遮るわけですので窓の処理が重要になります。
防音用のガラス窓には 1、二重サッシ 2、ペアガラス(ガラスを一つのサッシに二枚使いガラスとガラスの間を真空にし、熱や音を伝わりにくくしたもの)を使用したシングルサッシがあります。
で、八代目の部屋の窓はごく普通のシングル窓(設計士さん、恨みます)で防音性能は最低です。
仕方が無いので DYIで手直し したわけです。

窓枠テープの写真。JPG予算が貯まれば木わくさえあれば窓ガラスを二重に出来、素人でも自分で取り付けられるサッシが「アサヒガラス」から発売されているそうなのでそれを付けたいのですが、とりあえずDIYショップで売っている「窓の隙間無くしテープ(この名称は記憶があやふやです。500円くらいであります。)」(図1参照)を付けてみました。

窓にテープを貼った写真Jpgこれを付ける事により窓を閉めてロックした時のテンションが高くなり多少なりとも防音に役立つと設計士をしている義父に教えてもらいました。(施工後の写真を参照して下さい)














部屋の見取り図Gif


八代目の部屋はこのような間取りになっています。
部屋の短辺にメインスピーカを置いています。 これは、プロジェクターとスクリーンの距離を稼ぐ為(通常スクリーンとプロジェクターの距離があればあるほど大画面にできます)にもこの設置方法しか無かったのです。
通常のステレオ再生でもスピーカーの 左右の環境は同じ条件であるほうが望ましい とされていますので、左側の壁と同じように音を反射するよう右側の窓にブラインドを付けました(木製ブラインドです)
ブラインドだけでは 遮光が十分ではなかった ので、窓とブラインドの間にカーテンをつけました。
どちらも自分で付けたのですが、最近はカーテンレールなども長さの調整が容易に出来る物が市販されていますので簡単にできるでしょう。
リアスピーカーの後ろの壁も同じようにブラインドとカーテンをつけました。



これで部屋の方は一応完成です。
とりあえずこれで視聴してみました。

うお〜すごい! これは手間とお金をかけただけある!
映画「スターウオーズ特別編」を観ると自分もミレニアム ファルコン号に乗っているみたいだし、「ツイスター」なんか、本当に竜巻きの中に入ったみたい!
「インディペンデンス デイ」なんか、僕のPB1400cs/133だったらPB3400より処理能力が遅いからエイリアンに勝てなかっただろうと思ってしまいました(?)←(この項執筆当時、今はG-3カード入れたので楽勝で勝てるはずです。)
マックは最高っす!(このページの主旨からそれてしまいました、、、すいません)
おまけに子供は大画面のアンパンマンに大喜びだし、すこしトウのたった嫁さんと一緒に観ていても暗くて顔が見えないから、結婚前に戻ったみたいでとても新鮮か気分が味わえました。 (こんな効果は予想外です!)

あなたがまだ独身なら彼女(彼氏)と映画を観た後電気を消さなくても良いので、スムーズに×××に移行できるかもしれませんね(ムフフ)

とバカな事を言っていますが、ある程度楽しむと少し不満が出てきました。
「音が悪いんじゃないか?」 「映像が今一つ?」
さあ、ここからがオーディオビジュアルを趣味に持った者の楽しみの始まりです。
音と映像を追求する、、、これぞ至高の時間、、、次項につづく



第五頁 音と映像を追求する

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