第五頁 音と映像を追求する
各機材をセットし、とりあえずソフトを眺めていても最初は楽しめますが、だんだんアラが見えてくるものです。
自分が選んだハードですがセッティング次第でそれらの持つ本来の性能を少しでも引き出すのが、オーディオビジュアルの楽しみです。
言い換えると、セッティングが悪いとどんな高価な製品を買ってもネコに小判状態になります。
第一章 音の響きを考える
八代目の部屋の内装材はこのようになっていました。
- 天井 木製のデザインボード
- 壁 コンクリートボードに壁紙張り付け
- 床 ポンタイル(クッションフロアー)
このような構成ですが、試聴した結果どうも音が反射しすぎているようでした。
試しに部屋の中央部で手を叩いてみると「ゲ−ン ゲーン」と音が鳴ります。
これでは相国寺の哭き龍のようです。 どうやらすこし吸音しなければならないようです。
これに対処するため、床に薄手のカーペットを敷きました。 まずまず響き過ぎが納まりました。
そしてメインスピーカーの後ろの壁に卵ケース(プラスチック製の物では無く、10キロ入りの段ボール入り卵にはいっている段ボール製の物)を張り付けました。
しかし、なんとなく音に艶が無くなったような気がして、後日すべて撤去しました。
外してみると、また響きすぎのような気がして何か良い方法はないものかと思案していると、ホームセンターにコルクボードが売っていたのでこれをか壁に張り付けました。
これは効果が有るのか無いのか、今一つでしたが見た目がまあまあなのでそのままにしてあります。
メインスピーカの台には建築用の米松の四寸角を使った水槽台がありました。これは使っていない物だったので、ノコギリで適寸に切って使用しております。
床に直置きしていた時よりも音の抜けが格段に向上しました。
台とスピーカーの間には振動吸収の為にゴムシートを挟んであります。
センタ−スピーカーはラックの上に置いてありますが、これも間にゴムシートを挟んであります。
これでとりあえずは自己満足していました。
しかし、、、次項につづく、、、
第2章 映像を追求する
八代目の部屋の壁紙は白色です。
実は恥ずかしい話ですが、壁紙の色を決定する時にあまり知識が無かったもので、プロジェクターの映像を壁に写せば良いと思っていました。
しかし、これではプロジェクターの持つ本来の性能は発揮出来ません。
八代目はここで取りかえしのつかないミスをしてしまいました。
というのは、スクリーンの回りの壁の色は明るい色より暗い色のほうが、プロジェクターから発せられる光が乱反射せず、スクリーンに乱反射した光が写り込むのを防ぐのです。
でも、いまさら壁紙をすべて張替えるとなると、DIYでもかなり高度なテクニックと暇と金がかかります。
なにか、良い方法はないか?と考えました。
考えあぐねた場合は原点に帰る、、、映画館はどうなっているでしょう?
現在まだ実行は出来て無いのですが、スクリーンとメインスピーカーの後ろに黒い羅紗を吊るして、吸光と消音をしてみようか?と考えています。
でも、結果が思うようにならなかったら、手痛い出費だしな〜、、、どうしよう?
と、考えあぐねていた矢先、強力な助っ人が!
用語説明
自己満足---これは非常に重要です。そこそこで満足しないととんでもない事になります。人によっては家庭崩壊なんて事も!
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