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今週の一言 平成11年後期分
目次
六月五日
ワシの言うたとおりやろ?(ええかげんにせい、みのもんたPART-2)
七月廿二日
1周年御礼
八月十七日
買ってはいけないに一言
九月十三日
15の春
十月一日
修学旅行生さん いらっしゃい
十月廿四日
改装御礼
十一月一日
千代豆腐
十一月十三日
2000年問題
十二月廿三日
悲しかった事、嬉しかった事
厚生省の公衆衛生審議会が「日本人の栄養所要量」をまとめたそうや。
いままでは「いかに栄養を摂取するか」の答申が今回から飽食時代を反映して、「過剰摂取」所謂(いわゆる)「取り過ぎはアカン!」ちゅう事をやっと言い出したんや。
な?ワシが以前
「ええかげんにせい、みのもんた」で言うたとおりやったやろ?
例えばビタミンAの取り過ぎは奇形児を出産する割合が上がるし、ビタミンBは頭が禿げるし、カルシュウムは尿道結石の危険があるそうや。
巷には「C-1000mg」とか栄養補完食品が溢れているけど、やっぱり取り過ぎは毒やちゅう事やね。
相変わらずTVや雑誌は「健康ブーム」をあおっとるし、便乗した商売もようさんある。
そんなモンに乗せられんと、
体が欲する食品を食べ、体が欲する運動をし、体が欲する休息を取る
んが、長生きの一番のヒケツやと思いまっせ。
文責 七代目
おかげさんで藤村屋ウェブサイトも1周年を迎える事ができました。
あっというまの1年でしたけど、思い返すに色々な出来事がありました。
なにより痛快やったのは、ごく普通の(いや、いまや貴重か?)古臭い食料品店がいっちょまえにHPを持てたという事。
店の印刷物にHPアドレスとメールアドレス入れたら、なんかえらいかっこええ。
まるで一流企業みたい(中身は程遠いけど)
最初のうちは何の反応もなくだれもいない校内でアジ演説ぶっている学生みたいな気分になりましたが、今では注文や感想もぼちぼち貰えるようになり、毎日のメールチェックが楽しくて楽しくてたまりません。
なにより収穫やったんは、いろんな方と交流が持てて色々教えてもらった事。
最初はウエブショップの来店促進の為始めた観光案内ページもいまではお買い物ページを遥かに超える容量となり、古いログを見直すと「まあ、こんだけよう店あぶら売って写真撮りにいったな〜」と感慨深い思い。
反応が多い(多かった、、)観光ページについ力が入ってしまい、肝心のお買い物ページの更新がおろそかに(こんな僕は商売人失格か?)
他府県の方にかえって京都の事を教えて貰う事もたびたびあり、見えて無かった地元がよく見えるようになり、開設当初より地元京都が好きになったりもしました。
で、ええ事ばっかり書いてますが、悪い事も少々。
毎日深夜に及ぶ更新作業で休日の日曜日に疲れがどっと出て、1日中ゴロゴロゴロゴロ。典型的な「ダメオヤジ」に。
最初の内は「仕事やから」と黙っていた嫁はんも、しまいにツノ出しよった。
これからは更新ぺース落としてでも家族サービスするから許して頂戴。
とまあ、いろんな事があった1年間でしたけど、これからもきばって更新して(あ、嫁はンに怒られへん程度に)皆さんに京都の情報をお届けしますさかい、末長ごうよろしくお願いいたします。
八代目が書きました
ちまたで「買ってはいけない」(船瀬俊介他著)ちゅう本が売れているらしい。
大手企業が製造販売している有名処の食品、日用品、化粧品などの89商品を「買ってはいけない」と問題提起してる本ですわ。
なんで買ったらアカンかというと、その安全性とか誇大広告に問題があると著者はいうとる。
やっぱり商売柄、食品の安全性云々に目がいくんやけど、なかなか扇情的な記事で読んだ人のほとんどがその食品を食べるのが嫌になるやろな〜ちゅう内容ですわ。
サラリーマンの息子の勧めで読ませてもろうたけど、一言言わせてもらいます。
「しょうもない本や」
例えば「味の素」。
マウスの試験では発癌性が認められたとか書いてある。
でもこういう試験って人間に直したら、とんでもない量を毎日何ヶ月も取り続けな、あてはまらへんのとちゃうやろか?
ひと昔前の浄水器ブームで販売者は「金魚を水道水に入れたら死んじゃいます。危険です」と言いよった。
せやけど金魚と人間ではがたいの大きさも呼吸方法もちゃいまんがな。
「ほんならアンタ、消毒してない水飲めまっか?そんな水を使ったプールで泳げまっか?」
言うたぅったら、黙っとおった。
味の素オンリーの味付けはなんとも味気ないモンやけど、もうひと味足りひん時の一振りは素晴らしい働きをしてくれまっせ。
どんなモンにも功罪はあると思いまっせ。
人間に完璧な人がいいひんように、ええことばっかりなモンなんてありまっかいな。
添加物に対してリスク以上におおきな利益を享受してることも忘れてはあきまへん。
(病院で貰う薬に必ずなんらかの副作用があるように、、、)
でも、まあこういう本がぎょうさん売れて製造メーカが少しでも「完璧に近い商品」を作ってくれるようになったら一番ええにゃけど。
文責 七代目
※「買ってはいけない」の著者の一人が「花森 安治の本に影響を受けた」と書いているのに、花森氏の意志を今も受け継ぐ「暮らしの手帳81号」が面白い記事を掲載しています。
ぜひ、御覧下さい。
8/13に近所の書店より毎月配達して貰っているMac Fan internetを店が手すきの間に何気なく見ていると、紙面になんとなく見覚えのあるページが、、、
「え〜これうちのサイトやん」驚きました。
この大入り袋を壁紙にしたトップページがカラーページに載っているじゃありませんか。
出版社から事前になんの連絡も無かったのでホントに驚きました。
で、紹介されているページが「使えるショッピングサイト」でも無く、「使える観光情報サイト」でもなく「あなたのページが大変身」というプロのデザイナーが個人でが作ったホームページをかっちょ良く作りなおしてくれるというもの。
まあ、要するに「下手の見本」ですわ。
一応自分で申し込んだんですが、すっかり忘れていたのでホント驚きました。
でも「このページなら一度見たら脳裏に焼き付いて忘れられんやろ〜」と意気込んで作った物を「コロッ」と変えられると自分で頼んどいてなんなんですが、やはり悲しかったです。(それがまたcoolでかっちょええから)
15の年に中学校の体育の授業中、バレーボールのトスの下手な見本として、皆の前で先生に「やってみろ」と言われてから先生に反抗心を持ったのを思いだしてしまいました。 嫌な思い出です。
そして序文には「ショッピングサイトを作ってみたけれど、売り上げが思うように伸びない、というのはよくある話」と、、、
藤村屋ウエブショップは前年対比1200%だい(去年が売れて無かっただけですが(^_^;)
と怒った所で思い出しました。
そのまんまの文章で自分で申し込んで、泣き落としでなんとか採用して貰おうとした事。
あ〜これならハッタリ半分で「売れて売れて仕方が無いんだけど、たまにお客さんからセンスが悪いと言われます」と書いといたら良かったんや〜後の祭りや〜。
あの序文ではだれも藤村屋で買い物してくれへん。あ〜後悔先に立たず。
(掲載後も変わらず注文が入ってます、、、いらぬ心配でしたm(_ _)m)
と訳の解らん事書いてますが掲載感謝してます。MFI様。
ホームページを手直しして、今度は「実用ホームページ100選」に掲載して頂くようにがんばります。、、くやしくてこっそりトスの練習をした15の春のように。
A Better DesignのWebサイト
八代目が書きました
9月のある日に中学の修学旅行生さんが藤村屋に来てくれはりました。
祇園という修学旅行生が多い土地柄、アポ無しはしょっちゅうですが (そら商売やってるからねえ)アポありは初めてでした。
このアポの取り方が面白い!
藤村屋HPを見てくれた学校の先生が藤村屋にE-mailで連絡、生徒さんと相談し て来てくれはりました。
やっぱりインターネットはコミュニケ−ションツールやねえ。
生徒さんはその地域で働く人にインタビューして調べてみたいそうな。
えらいですやん。ディズニーランドや信州いって遊び惚けている学校とえらい 違いや。
学校も生徒の言いなりになってんと、この学校のようにセンセと生徒の協力関 係の元で修学旅行でしか、できひん勉強をしっかりやる様に方針変えなアカン で。
遊びの旅行は家族で、友達同士で行ったらよろしやん。
で、一番勉強出来る奥深い街と言えば、、、やっぱり京都でっしゃろ〜。
もう街中史跡だらけ、道歩いてる普通のお婆ちゃんが人間国宝やったり、何の
変哲も無い料理屋が実は、、なんてゴロゴロしとる。
こないだも、街をぼーと歩いていたら石にぶつかって、?と思うたら「池田屋 跡」の石柱やった。 町中に緑の多いとこやな〜?と思うてたら天皇陵やっ た。
鳥鍋食べてたら「うちは坂本竜馬が最後に食事した店です」言われてびっくりしたわ。
もう歴史好きにはたまらん街やね〜
というわけで、おいでやす!京都!
京都人は排他的なんて昔の話!
おもてなししまっせ〜!!
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文責 七代目 |
改装御礼
常連さんはこのページ見てびっくりしはったんとちゃう?
どうです? すごいかっちょええでっしゃろ?
キノトロープの山本容子様の御好意でこのようなかっちょいいトップページに改装する事ができました。
ほんまにありがとうございます。
まだまだ、奥のページの改装に手が回ってないんですけど、準次改装していきますさかい、楽しみにお待ち下さい。
ほんで益々コンテンツの充実に力を入れますンで、「TOPページはcoolだけど、後はセンス無いなあ〜」なんて言わんといてね。
しかし、神様は貧乏人を見捨てへんなあ。
おおきに、おおきに。
おまけに今日からスマッシュによるオンライン決済を導入しました。
スマッシュさん、加盟店に承認してくれておおきに、おおきに。
頑張ってVAIO買いますさかい、あんじょう儲けさせておくれやす。
もうこんだけころっと変わったこっちゃさかい、も一つオマケに郵便振込手数料を無料にしました。
常連さんは戸惑わんといてね、でもお徳やし、ええやろ?
ほんでから、も一つオマケで新商品を大量導入してます。もうヤケクソで準備しましたんやで。
せやさかい観光案内ページの更新が止まってましてん。
観光案内ページファンの方、えらいすんませんでした。
これからは、前にも増してきばりますさかいよろしゅうに。
とごちゃごちゃ書きましたけど、リニューアルオープンの藤村屋、今後ともどうぞ御贔屓賜りますようよろしくお願いいたします。
千代豆腐
「おっちゃん、明日もインターネットで送る分があるし気合い入れて作ってや」
最初インターネットと言ったら{スケベな写真がいっぱいあるトコ}としか認識してなかった千代のおっちゃんですが、最近ようやくこんなやり方でも豆腐が売れると分った模様。
「昨日お客さんから豆腐が最高に旨かったとメールが来てたで」と申しますと
「ほうか」とまんざらでも無い顔をしています。
つい5年程前までリヤカーに豆腐いっぱい積んでスーパーカブで引っ張ってましたが、今は軽トラックで祇園街や宮川町を走り回ってます。
朝の配達は息子に任しましたが、夜の配達は自分で廻ってはります。
どうやら配達先でプロ野球中継を巨人ファンと一緒に見てギャギャ−いったり、スナックで一寸一杯の楽しみがあるようで、、、
「おっちゃん、豆腐1丁配達して水割り一杯飲んで口銭あんのかいな?」とツッコミますと「ははは、まあええがな」と。
その間トラックに積まれた豆腐は鍵もかけずにほったらかし。
(もちろん冷水には浸けてあります)
そんなおっちゃんですから、「もうちょっと見た目のいい包装に」との藤村屋の要望も「なんとかしまっさ」とええかげんな返事。
おっちゃん、他所の豆腐屋はかっこいいパックに入れて1丁350円で売ってまっせ、、不味かったけど。
無包装で届く「手作り油揚げ」、今日はえらい大きかっていつもの袋に入りません。「おぼろ豆腐のシール貼って無い!」、、「無くなってしもてん、また仕入れときまっさ」と言いながら、いつまでもシール無し。
ホンマに困ったお人です。
でもそんなおっちゃんですが、作った豆腐は天下一。
一客4万円の料亭から一品300円の居酒屋まで、御贔屓を賜わってます。
藤村屋ウェブショップで販売してからは全国津々浦々で御贔屓さんができました。
おっちゃんいつまでも元気で旨い豆腐つくってや!
八代目が書きました。(99.11.1)
2000年問題
インターネットという言葉と共に最近新聞に載って無い日の無い2000年問題
政府も企業も対策に一生懸命やから「まあ、大丈夫やろう」とタカをくくっておりました。
ところが、先日某ソフトメーカーから送られて来たアップグレードのお知らせに同封されていた
郵便振替用紙に記載してある振込期限をみたら、なんとまあ
1900年1月某日と印刷してある。
正直言ってビビりました。 だって一番対策が進んでそうなソフトメーカーがそんなモン送ってくるんですもん。
後日葉書にて訂正の連絡が来ましたが、「このメーカーのソフト大丈夫やろか?」と本気で思いました。
マスコミ報道によると官公庁は大晦日から正月にかけて待機人員を大幅に増強し不測の事態に備えるとか、企業は社員に飛行機に乗るなとか、、、
日本人の国民性からパニックになる事は無いと思うけど、生命に関わるモンだけは用意しといた方がええかもしれません。
特にミネラルウオーターあたりは12月に入ったら
すぐに購入しといた方がええと思いますよ。
先日の一件で「なにが起こるかわからん」という思いが一層強くなりました。
大晦日、八坂神社におけら詣りにおいでになる方もいらっしゃると思いますが、京阪電車は大晦日の午前0時、電車を最寄りの駅などに一時ストップさせるそうです。
ちょっと早い目においでになった方がいいかも知れませんね。
あ〜今年の正月はちゃんとお雑煮が祝えるんでしょうか?
炭を用意しておけら火(#)を消さんようにしとこかしらん。
(#おけら火-八坂神社のおけら詣で焚かれる炎をワラに移したもの、くるくる回して消えないように持ち帰りお雑煮の種火に用いると無病息災と言われております)
八代目が書きました。(99.11.13)
悲しかった事、嬉しかった事
藤村屋ウェブショップ開設以来、初めての未収金が発生しました。
フリーメールにて御注文、ホントのメールアドレスを再三要求するも、「父の
パソコンだから」の一点張り。
でも住所や名前が明らかなんだからと、商品を発送するも入金無し。
メールでの請求にもまるで返事無し。
電話もしたけど、応答無し。
僕は人の性善説を信じてる阿呆な人間ですが、このような体験をするとやっぱり悲しいし、くやしい。
ごく普通のお客さまの注文まで「ちゃんとお金振り込んでくれはるやろか?」と疑ってしまうようになりました。
そんな折り、御歳暮の発送もひと段落したので合間を見て銀行へ通帳の記帳に行きますと覚えの無い御入金が。
「あれ?常連さんの××さんから振込みがある?まだ未収金あったかなあ?」と不思議に思い発送済み伝票を探してみても、全て入金済み。
いったい何のお金を振込んでくれはったんやろ?と全ての伝票を探してみると、12/31にお送りする予約を頂いていた藤村屋自家製棒だら煮の金額とぴったり一致。
藤村屋は代金後払でお願いしているのに、もう振込んでくれはった。 まだ品物も送ってへんのに。
「××さんは藤村屋の事を信用してくれてはる」
そう思ったら、もう嬉しくて嬉しくて涙が出そうになりました。
上記の様な事件があったから余計に嬉しかったんです。
そして思い出しました。
「相手を信用しなければ、自分も信用されない」というごく当たり前の事を。
「藤村屋ウェブショップはまだ出来たての新米ショップ。まだまだお客さまに育てて頂いている」という事も。
××さんのおかげでやる気が戻って参りました。
クリスマス前の最高のプレゼントでした
この場を借りて心よりお礼申し上げます。
よ〜し、2000年も頑張るで〜。
自分の為やのうて、お客さまに喜んでもらい為に!
八代目が書きました。(99.12.23)
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