昔のまま冷しあめの素（無添加）

国産土生姜を使用してます。

冷やしあめの風味に欠かせない生姜には、本場土佐産の土付き生姜を使うてます。今日びはチューブ入り等でお馴染みの最初から擦ってあるおろし生姜も業務用であるんのどすが、やはり風味が落ちてしまいます。

土付き生姜を使うんは、ホンマモンの冷やし飴を製造する上で、どうしても譲れへん部分どすねん。

全て手作業で仕上げてます
選別した素材を櫂で時間をかけて、ひたすら忍耐強く練りあげ煮詰めてゆくきます

昔ながらに窯と薪で炊いてます
煮液の状態を見極めながら薪を足したり、かき出したりして火力の調整を行います。 なかなか云うことを聞いてもらえへん薪の自然の「炎」強い「火力」を釜戸口を覗きながら自在に操る技術（最初は判断を誤り一釜全部をあかんようにしたことも）が必要なので大変どす

一時も目が離せません
沸騰してくると柄杓で汲んではなだめ煮液が溢れようとするのを防ぎます。 一時も目が離せない作業どす。

火力が落着き始めるとアクが湧き出てきます。これを繰り返し丁寧に抄い取ることにより味わいが凝縮された「ひやしあめの原液」の完成です。

職人の勘が頼りです

職人の[勘]というものを数値に表し、マニュアル化することができたら後継者に習いさとらせる際に楽になると思うのですが・・・なかなかそうすることはほんに難しおすわ。 やっぱり、ひたすらヒタスラ「ええもん」を造るという気概をもって精進することが大事やと思います。