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ここで御紹介するのは、地方に行くとなかなか手に入りにくい商品です。転勤や出向などの食文化の変化で「懐かしい関西の味が忘れられん」と悲しい思いをしてはる関西人の方々、もう心配する事はおまへん。藤村屋にお任せやす。
もちろん、関西人以外の方にも珍しい商品やさかい、お勧めしまっせ。
このページではお客さんからのリクエストをお待ちしております。
創業明治12年、京都御所のすぐ近くで醤油を製造してはる澤井醤油謹製のうすくち醤油です。
薄口醤油は京料理には欠かせへん醤油で、素材の色を壊さずに仕上げるのに最適の醤油なんですわ。野菜の煮物はもちろん、お吸い物なんかにもこの薄口しょうゆを使うて下さい。
実際かなり多くの高級料理店でこの薄口醤油は使われております。
薄口という事で濃口に比べて味が薄いように思われがちですが、塩気は濃口以上にあったりしまんので使い過ぎには注意しとくれやっしゃ。京料理の基本は「薄味」どす。
この商品は昔ながらの製法につき、高温で保存するとカビが発生する場合があります。 夏季は18度以下で保存して下さい
[開封前賞味期限] 約 1年
[内容量] 1000ml(1L)
[原材料] 脱脂加工大豆(遺伝子組換で無い)、大豆(遺伝子組換で無い)、小麦、米、食塩、醸造調味料、アルコール
[加工地] 京都府産
[お買上の目安]
[ギフト対応] 対応不可
製造元がその製造場なり工場を僕のような販売業者や消費者に公開するというのは、簡単なようで実はなかなか難しいものなんどす。
もちろん衛生面の問題で製造場に入れられない=非公開という場合もありますが、そのほとんどが見せたくないものがあるので、マイナスイメージになる事を恐れてしまうにゃわね。
見られたく無いものとは例えば添加物とかであったり衛生管理が徹底出来て無い職人であったりします。
歴史のある店構えです。
澤井醤油さんの創業は明治十二年二月。京都御所の少し西に店を構えておられます。
流しを見せて貰ってとっても懐かしく感じました。藤村屋も昔はこのような流しでした。「はしり」と呼んでましたが。火伏せの神様、愛宕神社の護符は京都の家庭の台所には必ず貼ってありますね。
数年前に店舗改装をされたらしいのですが、一番気遣いをされたのが建物全体に住み着いてる麹菌が死んでしまう事で味が変ってしまう事だったとか。建物に住み着いてる麹菌で醤油は作られてるんですねえ。
子供なら5人は入れるであろう大釜。
澤井醤油の濃口醤油は「さいしこみしょうゆ」で、一旦出来上がった醤油の生の状態である生揚(すなわち火入れ殺菌して無いという事)を、もう一度大豆と小麦で「二度仕込み」を行い、完成、すなわち熟成には二年間をも要するそうです。 一般的に出回ってる醤油の数倍もの時間をかけて熟成させているのです。
見学させて頂いてる間、ずっと素晴らしい醤油の香に包まれてなんだか腹が空いてきました。
このすばらしい香がネットで伝えられないのが残念です。